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化学反応を起こしやすい薬品の輸送用 無添加PEアルミ袋を使った紙袋について

化学反応を起こしやすい薬品の輸送用 無添加PEアルミ袋を使った紙袋について

アルミ袋入り紙袋

国内で製造される化学薬品は多岐にわたり、数万種類もあると言われます。その中でも特に工業用の薬品を輸送する際には、当社でも製造しているクラフト紙袋がよく使われております。化学薬品の中には空気や湿気、光などに極端に弱いものもありますが、品質を保ちながら輸送・保管するためには、どのような包材が適しているのでしょうか。


品質を保つために使われるバリア性の高いフィルムの代表格がアルミ箔です。アルミ箔をプラスチックフィルムで挟んだ多層フィルムで作られた袋がレトルト食品やコーヒー豆といった身近な商品の包装にも使われています。当社でも、高いバリア性を必要とする製品の輸送用にアルミ素材を使用した袋の販売やアルミ袋を紙袋の内袋として使用する袋の製造販売を行っております。




今回、ご紹介させていただくのは、「無添加PEアルミ袋」と呼ばれるアルミ箔の内層に無添加ポリエチレンを使った多層のフィルム袋です。アルミ箔を使うことで高いバリア性を持つことに加え、添加剤を使用しないポリエチレンを使用することでブリードアウト現象による化学反応リスクを抑えることが可能となります。


ポリエチレンの添加剤にはフィルムの製造時の生産性向上を目的に使われる酸化防止剤や滑剤、袋の口を開きやすくするためのアンチブロッキング剤などがありますが、時間の経過とともに添加剤が表面に現れることがあります。これがブリードアウト現象と呼ばれます。この現象が起こると、化学薬品と添加剤が反応して品質や安全性に影響を与える場合があります。


無添加PEアルミ袋やそれを内袋として使用するクラフト紙袋は、紫外線や水蒸気に弱い、化学反応を起こしやすいなど、取扱いの難しい化学薬品の輸送・保管にお役に立てていただけるのではないかと思います。


ご興味のあるお客様は、是非ともお問い合わせください。こちらの袋は、特殊な仕様となるため、基本的には受注生産の形をとっております。通常よりも長い時間をいただくことがございますが、用途などを確認させていただきながら、袋のサンプルや品質に関するデータをご提供するなど、機能の検証をお手伝いさせてもらいたいと思います。

コラムの監修者
営業
清水 克己
◆包装業界一筋20年。お客様のニーズに沿った紙のご提案をさせていただいております。

業務用紙袋なら規格品から別注品まで山口包装工業へお任せください!

 

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