お茶の流通に使用されている大海袋
お茶の流通に使用されている大海袋
多くの日本人になじみ深いお茶。農林水産省の統計によると、令和2年には、生葉で328,800
t、荒茶で69,800tものお茶が生産されたそうです。
(参照元:https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_kome/attach/pdf/index-9.pdf )
今回は主に業務用としてお茶の流通に使用されている専用の袋、通称「大海袋」についての
コラムです。
荒茶や原料茶を使用される大きな紙袋を「大海袋」と言います。主に生産現場から工場への
輸送や同業者間取引を行う際に使用されています。一般の人には耳慣れない「荒茶」とは、
茶葉(生葉)を蒸し、揉み、乾燥するという加工処理を行い製造したもので、一般に飲用さ
れるお茶の前段階のものとなります。
大海袋は最大で60kgまで入るものもあるようですが、弊社では主に20kg、30kgが入る袋
を取扱っております。袋は平袋で底マチのある舟底(六角形状)になっています。
当社が取扱いさせていただいている大海袋の規格品は、以下の通りになります。
販売は、最小ロット40枚からさせていただいております。
商品案内ページはこちら
構成(外層より):クラフト75g/LLDPE袋/クラフト75g
<2サイズ>
・20kg入りサイズ
紙袋1,000(長さ)×580(巾)×290(マチ)mm
中間層ポリ袋 0.03(厚み)×580(巾)×1,250(長さ)mm
・30kg入りサイズ
紙袋1,050(長さ)×670(巾)×335(マチ)mm
中間層ポリ袋 0.03(厚み)×670(巾)×1,300(長さ)mm
◆特徴
大海袋の最大の特徴は底シールがされたポリエチレン袋がクラフト紙の間に挿入されてい
る点です。この特徴から、密封に近い状態で茶葉を包装することができ、湿気を防ぐ役目を
果たします。また、充填した際に直接茶葉が触れるのがポリ袋ではなく、クラフト紙となる
ため、結露による水滴発生も防ぎます。さらに、茶葉が接触してポリ袋が破れるといったリ
スクも下げる構造となっています。
大海袋の製造方法概要
①
②
③
④
⑤
仕上がり構成画像
◆使用方法
充填後、開口部を折り返して閉じた後に上下・胴回りをPPバンドで結束、もしくはヒモで
しばり封緘します。
【梱包例】
ご紹介しました当社の規格品以外のサイズをご希望される方には、別注製造にて対応して
おります。製造ロットは2,500枚からで1色印刷も行えますので、ご要望の際はお気軽にお
問い合わせください。
大海袋の他にも茶葉の保管や輸送に実績のある大型袋がございます。クラフト紙にアルミ
フィルムを貼り合せた素材で製造された大型クラフトアルミガゼット袋となります。こち
らの商品は、大海袋に比べて、高い防湿性、バリア性を発揮します(ヒートシールによる封
かんを必要とします)。
当社のクラフトアルミガゼット袋の規格品
構成(外側より):クラフト75g/PE15/AL7/PE15/LLD30
<2サイズ>
・800(長さ)×560(巾)×400(マチ)mm
・990(長さ)×620(巾)×380(マチ)mm
販売は、最小ロット50枚からさせていただいております。
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各種お茶用の大型袋をご利用の際には是非、当社へお声がけください。