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臭いや風味対策にハイバリア内層フィルムクラフト袋

臭いや風味対策にハイバリア内層フィルムクラフト袋

ハイバリア内層内層ポリエチレン2種

クラフト紙袋の形態の一つに内層ポリエチレン袋というものがあります。内袋が入った紙袋になるのですが、製袋(製筒)する際にクラフト紙と一緒にポリエチレンチューブを流し込み製造していきます。業界ではこの製造方法を同時製袋と呼んでいます。


内層ポリエチレン袋は、外層のクラフト紙と内層のポリエチレン袋が開口部で揃っています。その為、製品を充填する際に、自動機(ミシン機等)での封かんが可能なことや紙袋の上からヒートシールしやすいところがメリットとなります。用途は、化学薬品、洗浄剤、樹脂ペレット、食品添加剤など多岐にわたります。


この内層ポリエチレン袋は、バリア性のあるフィルムを使って製造することが可能です。ポリエチレン製では粉漏れの防止やある程度の防湿機能はありますがガスバリア性はほとんどありません。そこでバリア層を設けたフィルムチューブを用いて同時製袋することで酸素、二酸化炭素、窒素などのガスバリア性を高めたクラフト重袋が製造可能となります。


素材は求めるバリア性のレベルにより選定します。ナイロンもしくは、EVOHいずれかをバリア層に使用します。バリア性がより高いのがEVOHとなります。また、ナイロンを使用すると内袋の強度面が格段に向上します。(以下性能をご参照ください)


バリア性

◇EVOH(エチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂)

ガスバリア性がプラスチックのなかでも特に優れています。


◇ナイロン (ポリアミド系樹脂)

強度が高く、耐衝撃性に優れており様々な分野で広く使用されています。


ガスバリア性を高めることにより内容物の防臭、保香、酸化防止といった機能を持たせることができます。用途例としまして次のようなものがございます。

・防臭対策:ゴム、樹脂 等

・保香、酸化防止効果:香辛料、お茶 等

バリアフィルムには、ガスバリア性以外にも耐油性を持つという側面がございます。大豆油など特に植物油系の染み出しが問題となる場合の対策として使用されることがございます。


現行、ご使用されている内層ポリエチレン紙袋で内容物の品質保持に改善行いたい、保管中の油分の染み出しを抑えたい、新規で紙袋を使用する際に防臭や保香機能が必要などのご要望がございましたら一度ご相談いただけると幸いです。

コラムの監修者
営業
清水 克己
◆包装業界一筋20年。お客様のニーズに沿った紙のご提案をさせていただいております。

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