ノズル式パッカー用 外弁付き紙袋
ノズル式パッカー用 外弁付き紙袋
外弁袋には以下のような特徴があります。
・ノズル式パッカーを使用して粉体を袋に充填をします。ノズルと袋の挿入口がぴったりと合った状態で充填を行うため、上部の開いたオープン袋に比べて、粉吹きや粉の舞い上がりが軽減されます。・充填後には、外弁筒を中に折り込むことで比較的高い密封度を達成することができます。充填後の工程としてミシン機やテープ機を使った封かんを必要とせず、簡単な手作業で封かんが完了します。
実際に外弁袋に粉体を充填し、手作業で封かんする動画をご紹介させてもらいます。
外弁袋に粉体を充填する際に使われるノズル式パッカーで良く利用されているのが、小型
のスクリュー式吹込み充填機です。下の写真にあるようにノズルの中にスクリューが入っ
ていて、粉体、粒体をノズルの先へ送るような構造になっています。
小型スクリュー式 吹込み充填機 | スクリュー式充填の構造 |
高さ:約2,000mm
横 :約1,200mm
奥行:約1,700mm
パッカーのメーカーや種類によって、ノズル径が変わってきますが、そのサイズに合わせて外弁筒の幅等を調整することが可能です。当社では、パッカーメーカーのご紹介から充填テスト用のサンプル作成などの対応もさせていただきます。
当社で製造する外弁袋は、黒鉛、加炭材、米粉、製鋼用フラックス等の包材としてご利用いただいておりますが、ミシン目からの粉漏れを軽減するために、ミシン掛けされたクレープ紙の上からオーバーテープを施した仕様や、ミシン掛けの際に当て糸として落綿糸(ミシン穴を塞ぐ毛羽だった太い糸)を使用するといった対策もご提案させていただくことが可能です。
最後に、外弁袋の構造や使用されている外弁部品についてご紹介させていただきます。
弁紙取り付け前の状態(袋の角を筒幅に合わせて折り込みます)
弁紙取り付け(クラフト紙の層間に外弁紙を糊付けします)
弁紙取り付け後(外弁紙を外に折り出します)
ミシン掛けを行い完成
厚口のクラフト紙を使った外弁紙(コシがあり、より弁口を開きやすくなります)
折り返し付き外弁紙
(弁口を折り返すことにより充填時の吹き返しを抑制します。
開口部に厚みがあり開きやすくもなります)
充填後の状態
コラムの監修者
営業
清水 克己
◆包装業界一筋20年。お客様のニーズに沿った紙のご提案をさせていただいております。