ミシン縫い紙袋の開け方を動画で紹介! 紙袋メーカーが原料袋、米袋や肥料袋などの開封方法をご紹介
ミシン縫い袋を利用されている原料メーカーの皆様、お客様からミシン袋が開けにくいといったご相談を受けたことはございませんか?今回のコラムでは、ミシン糸を解いて袋を開封する方法をご紹介します。紙袋には、表と裏があり、糸を解くときは、上糸と下糸の両方が見える裏からほどきます。写真は、わかりやすいように、ほどく糸(下糸)を赤色にしています。
<表面>
<裏面> 白色の糸が上糸、赤色の糸が下糸(下糸をほどきます)
ミシン縫いは、上糸が針で紙袋の表から裏まで貫通し、裏側にループ状のたるみができます。そのループに下糸が通っている状態です。
糸を解く際には、下糸を縫われた方向と逆にほどくことで、スムーズに糸がはずせます。縫い始め側からほどこうとしても絡まってしまうので、どちらが縫いはじめ側(ほどきはじめ側)か見極める必要があります。(ほとんどの場合、袋の裏面で見て、左側から糸を解くことになります。)<上糸と下糸>
袋の左端の糸切れ部分で、ループの中に突き刺さった糸を見つけてください。その糸が下糸です。下糸をループから外してゆっくり引っ張れば、最後までスムーズにほどけます。
ミシン縫い紙袋(原料袋、米袋や肥料袋など)のミシン糸のほどき方
<補足>
動画では、2本の糸で縫われた袋の開封をご紹介しましたが、1本糸で縫われた袋もあります。1本縫いタイプは2本縫いタイプに比べて、耐荷重が軽いときに使われることがあります。この場合は、左右どちらからでも糸抜きできます。
以上、ミシン縫い袋の開け方についてご説明させていただきました。
エンドユーザー様が、袋の開封をしやすくする工夫として、2つの方法を紹介させてもらいます。
①袋に糸のほどき始める位置を示す目印を印刷することが可能です。
例)


②糸の色を変更することが可能です。本コラムの画像や動画にあるように、ほどく方の糸(下糸)を赤色に変更することで開封作業がしやすくなります。
当社では赤糸も含めミシン糸も販売しています。お気軽にお問い合わせください。
今回ご紹介させていただいた内容で紙袋をご使用されるエンドユーザー様の作業性の向上につながれば幸いです。
コラムの監修者

営業
清水 克己
◆包装業界一筋20年。お客様のニーズに沿った紙のご提案をさせていただいております。