ユニット式フレキシブルコンテナのご紹介
フレキシブルコンテナといえば、粉粒体を大量輸送するために使われる容器で、通常、合成樹脂や化学薬品などの粉粒体を直接中に入れて使用されています。今回のコラムでは、クラフト重袋やポリ重袋といった小型包装された製品をユニットにまとめてコンテナ化するユニット式フレキシブルコンテナをご紹介します。
ユニット式フレキシブルコンテナには、以下のような特徴があります。
- ・小型包装された製品をパレットに積むことなく、直接中に積み上げることが可能です。
(ストレッチフィルムを巻く手間も省けます) - ・輸送に使用した後には、コンパクトに畳むことができます。
(パレットの返却・処分の手間が省けます) - ・フォークリフトがない現場でもユニック車のクレーンで移動できます。また、クレーンを使うことでパレット輸送に比べ、高所への移動が可能になります。
- ・小型包装が積まれたパレットごと中に入れることが可能です。
(パレットのサイズに合わせて別注品をご用命いただくことも多いです) - ・主に、荷物を吊り上げて運搬する建築現場や船舶への積み込みがある港湾、工場建屋内等で使用されることが多いです。
◆タイプは3種類
①全開タイプ
開くと完全に平になり、使用後に折りたたみやすい設計になっています。規格品の用意があるので、短納期、小ロット(10枚~)で対応可能です。
別注対応可 : 10枚~
規格品出荷 : 10枚~
②半開タイプ
四方のうち、一方だけが開く構造なので、中へ荷物を詰めていくときの位置合わせがしやすいです。手前側だけをヒモで結ぶので、組み立ても楽で、一番良く使われているタイプです。
別注対応のみ : 10枚~
③フロコン(風呂敷のような形状)
3種の中で一番安いので、輸出用途でよく使われています。風呂敷のようなシートにそのまま中身を入れて吊り上げるだけの使い勝手がよいタイプです。ベルトは4点吊りですので、吊り上げ時の安定性も確保できています。
別注対応のみ : 10枚~
製品輸送にユニット式フレキシブルコンテナをご検討される際には、是非ともご相談ください。
コラムの監修者
営業
清水 克己
◆包装業界一筋20年。お客様のニーズに沿った紙のご提案をさせていただいております。