海外への輸送を円滑に 紙袋に荷印(シッピングマーク、ケースマーク)の印刷
日本の経済発展は盛んな貿易がひとつの要因と言えるでしょう。近年ではグローバルな経済のつながりがスタンダードとなり各地域で自由貿易協定も結ばれその流れはますます加速していくように思えます。
ビジネスにおいて、ますます重要となる貿易においても容器、梱包材は必要不可欠なものです。
輸出をする際の容器、梱包・包装資材は袋類、ケース類、パレット、コンテナなど様々な形状の容器・包材が使用され日本から船便や航空便で各国へ膨大な数が輸出されていきます。
日本では大企業のみならず多くの中小企業も輸出を行い、その規模は様々となり多くの混載便も利用されています。その際に紛失の回避や荷物の保護などを目的とする荷印が外装に記載されています。
荷印はshipping mark(シッピングマーク)やcase mark(ケースマーク)とも呼ばれ次のような目的として使用されています。
●荷物の内容の判別
●梱包された荷物の仕分けの容易化
●梱包ごとの重量などの判別
●複数荷物の梱包個数特定のため
荷印の内容や決められた形式はありませんが一目でわかるように菱形のマークが慣例的に使われていて、記載内容は次のようなものがあります。
●主となるマーク
●仕向港
●注文番号
●ケースナンバー
●原産地表示
●総重量
●純重量
●容積
内容が決められているものではありませんが、その内容は送り状(Invoice:I/V) や 船荷証券(Bill of lading:B/L) や 包装明細書(Packing list:P/L) などの書類にも記載され書類内容と現物との確認に使われます。そこに誤りがあると輸入が許可されないといった事態も起こりうるので注意が必要となります。
表記の方法はわかり安さが必要となります。荷印の一番の目的は輸出側から輸入側まで荷物を間違いなく届ける事となります。国をまたぎ様々な人々に取り扱われるので、それらの方にわかりやすく伝えることが重要となり、見やすい場所に読みやすく表記するのが求められます。
場所でいえば運送中に積み上げられた状態でも横から判別できるように側面に、できれば一つの荷物に複数表記する。フォントもデザイン性などは必要なくシンプルで読みやすいものを選択すると良いでしょう。
紙袋の場合で考えるとスペースの条件から側面に表記が難しいこともありますが、そのような時も取り扱う方がより見やすい表記を検討する必要があるでしょう。
紙袋に荷印の印刷をご検討の際には山口包装工業へお気軽にご相談ください。