お客様が紙袋をご使用になる状況や内容物によって、求められる機能性はさまざまです。そこで山口包装工業では、数千におよぶ製作に裏付けられた確かな技術と知識を基にご納得いただける包材を提案致します。現状の包材に問題がある場合などには是非お問い合わせ下さい。
問題点
機械なしで封かんができる紙袋
加工例
用途例…食品粉体
Wイージータイプの袋は、口部分に折り返し加工と両面テープが装着されています。これにより、機械を利用することなく人の手でしっかりと袋の封かんが可能です。初めてクラフト重袋を利用するお客様でも封かん設備の負担なくご使用いただけます。
問題点
内容物が微粉末の場合、充填時や運搬時に粉漏れする恐れがある。
加工例
ミシン目をオーバーテープ加工にする
上部はイージーオープン式の糊貼りで下部を熱シールの吹き込み形態にする
底部分を2回折りもしくは3回折りのイージーオープンにする
用途例…黒鉛、カーボン、コークスなど
どうしても一般的な紙袋だと、粉漏れを防ぐのは困難です。そこで、弊社ではミシン目をオーバーテープ加工にするなど、粉漏れしにくい紙袋を製造しております。ミシン糸を使わない加工もでき、お客様の状況に合わせて特殊フィルムや紙袋の構成変更をご提案しております。
問題点
内容物の特性上、異物混入があると大きなクレームにつながりかねない。
加工例
オーバーテープ加工にする
イージーオープン形態で開封時の混入を防ぐ
両底貼りの形態にする
用途例…食品、調味料
特に食品業界においては内容物に異物が混入すれば大きな問題に発展する恐れがあり、紙袋の密封性が重要視されております。山口包装工業では、厳格な品質管理が求められるお客様でも安心してご使用いただけるよう、密封性の高い紙袋をご提供しております。
調味料や食品添加物、お米など、食品用の袋内に異物が混入すれば、大きな問題に発展しかねません。近年ではますます厳しい水準の衛生・品質管理が求められており、製造現場管理や製造ロット管理、金属探知検査への要望事項も増えております。
加工例
ポリエチレン内袋を採用した紙袋
カットテープによるイージーオープン仕様の紙袋
手詰め仕様・自動充填仕様で、ポリエチレンフィルムを最内層に装入した紙袋
においの強い内容物には特殊フィルムで対応
他の製袋メーカーではポリエチレン内袋を加工する際に内袋の口部を開けて作業する場合がありますが、これでは異物混入の危険が高まるだけです。弊社ではお客様からの指示がない限り、ポリエチレン内袋の口部を開けることはありません。品質に慎重な食品業界のお客様の立場になり、製造時・加工時にも細心の注意を払っておりますので、ご安心ください。
化学薬品といっても、ソーダ類から顔料、ワックスまで、多岐にわたる種類があります。内容物によってはポリエチレンフィルムを硬化させてしまうなど、特殊なケースも少なくありません。入れるものが特殊なだけに、紙袋にも通常とは異なる加工が必要です。
加工例
フィルムを硬化させる内容物の場合は、紙袋をポリエチレン原料に変更
密封性が必要な内容物には、アルミ箔入りフィルムの仕様に
その他、用途に応じた特殊フィルムの差し込み加工を実施
特殊な化学薬品の場合、内袋の挿入方法や充填及び封かん方法などもお客様の使用状況に応じて変わってきます。山口包装工業ではクラフト紙だけの簡単な構成の袋から、クラフト紙とラミネート紙、さらにポリエチレンを組み合わせた複雑な構成の袋まで柔軟に対応できますので、紙袋の耐薬品性でお困りならお気軽にご相談ください。
香料などにおいのある原料や湿気に弱い漢方を取り扱う場合、通常の紙袋だと防湿性・密封性に懸念が残ります。もしも別商品ににおいが移ってしまったら、取引先企業や消費者の方に何らかの損害を与えてしまう恐れすらあります。
加工例
多層フィルム加工でにおい移り防止・香りを保持
より密封性を高める特殊フィルム加工を実施
ポリエチレンフィルムやポリラミネート紙加工で防湿性を強化
山口包装工業では、”におい移りの防止”や”香りの保持”に最適な紙袋を提供しております。ポリエチレンフィルムなどを使用することはもちろん、複合多層フィルムといった特殊フィルムにも対応できますので、お気軽にご相談ください。特殊加工の生産ロット・納期・コストは、お客様のご希望に沿えるように努めております。
PPやPE、ABS、PS、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂など、合成樹脂にはさまざまな種類があります。各種類で紙袋の大きさも異なるため、小ロットで発注できないと余計なコストがかかります。その点、弊社なら合成樹脂の特性に合わせた紙袋を小ロットで提供可能です。
加工例
静電気の帯電による事故やトラブルを防ぐ、帯電防止剤入りのポリエチレン袋
1層でも強度のある、ポリエチレンのクロスペーパー袋
防湿性・密封性が必要なものには、特殊フィルム内層袋やアルミ内層袋での加工
特殊加工の紙袋となると小ロット対応は難しく、大量発注が必要となるケースも少なくありません。そこで、弊社では同種類の紙袋を別のお客様にご使用いただいたり、製造現場の方と相談して納品の段取りを進めたりするなど、工夫を重ねることで多品種小ロット対応を可能にしました。
充填方法や封口の仕方といった紙袋の特性は、原料の特徴に応じて変わってきます。例えば、比重の高い内容物だと、小さな紙袋でも確かな強度が必要です。山口包装工業では、原料だけでなく、製造現場や使用状況に応じた紙袋をご提案しております。
加工例
防湿性が必要ならポリエチレンフィルムやポリラミネート紙の仕様に
機械の改造や製紙メーカーの協力で、小型でも強度のある紙袋に加工
その他、特殊幅のクラフト紙製造にも対応可能
建材セメントや土石、鉄鋼、非鉄金属などに用いる紙袋の場合、弊社ではまず内容物の重量・特性に合わせて、構成の寸法と材質を検討いたします。内容物はもちろん、製造現場に合致しなければ、快適で使いやすい紙袋にはなりません。現在ご使用の紙袋でお困りの場合は弊社にご相談ください。