クレープ紙はミシン袋に使用される副資材です | クラフト紙袋・米袋・工業用原料袋の製造なら山口包装工業株式会社

クレープ紙はミシン袋に使用される副資材です

クレープ紙はミシン袋に使用される副資材です



産業用紙袋におけるクレープ紙と言われる、特殊加工により、細かいちりめん状のしわを施した紙をご存じでしょうか。様々な粉・粒状の原料を輸送するために使われる産業用紙袋の中でも広く使用されている片ミシン袋は、袋の底部をミシン糸で縫製して封止するクラフト重袋です。この縫製工程において、クレープ紙は欠かせない補助材として使用されています。本コラムでは、産業用紙袋におけるクレープ紙の役割や種類についてご紹介いたします。クレープ紙の選定において、少しでもご参考になれば幸いです。

 

まずは、ミシン袋に使われるクレープ紙の役割についていくつかご紹介します。

  1. 1,ミシン掛け時の本袋保護

クレープ紙は柔軟性と伸縮性があり、ミシン掛けの際に本袋(クラフト紙など)を傷めないよう保護する役割をはたします。特に高速縫製時に針の摩擦やテンションが掛かる部分で、紙の裂けや破れを防ぎます。

 

  1. 2,底部成形の補助

クレープ紙はしなやかで折り曲げやすい為、袋の底部を成形する際に形状を安定させる補助材として機能します。また、製品としての見栄えや積載性が向上します。

 

  1. 3,底部の強度向上

クレープ紙は繊維が密で引張強度が高い為、袋の底部に使用することで荷重に対する耐久性が増します。特に重たい内容物(粉体、粒体など)をいれる産業用紙袋では、底抜け防止のために重要な役割を担います。

 

  1. 4,伸縮性による衝撃吸収

クレープ加工によって紙に伸縮性が加わるため、輸送中の衝撃や振動を吸収しやすくなります。これにより、袋の破損リスクが低減し、内容物の保護にもつながります。

 

次に、当社で販売を行っているクレープ紙をご紹介いたします。

  1. Cクレープ紙
  2. ✓段ボール古紙を主原料として作られたクレープ紙です。段ボール古紙が主原料となる為、強度を保つためにクラフト古紙を主原料とするクレープ紙と比較すると原紙坪量が大きく(厚みが厚い)なっております。厚みを上げていることからミシン縫いの際に、シワになりにくく扱いやすい特徴がございます。
  3. ✓115g/㎡と130g/㎡ 2種類の厚みのCクレープ紙を扱っております。また、幅は55mmと70mmの2種類をご用意しております。
  4. ✓クラフト紙の原色(茶色)以外にも赤や白など色付きタイプも取り扱っております。

 

  1. KPクレープ紙
  2. ✓クラフト古紙を主原料として作られたクレープ紙です。段ボール古紙を主原料とするCクレープ紙よりも強度がある為、原紙坪量が小さく(厚みが薄い)なっております。
  3. ✓1巻当たりの長さがCクレープよりも長く、メーター当たりのコストが若干安くなりますが、クレープ紙が薄い事からミシン縫いの際のシワが入りやすいと言われます。
  4. ✓KPクレープ紙の厚みは80g/㎡の1種類のみとなります。クレープ紙の幅は50mmと55mmの2種類をご用意しております。
  5. ✓KPクレープについては、色付タイプは取り扱いがございません。

 

ご紹介させて頂いた各種クレープ紙の品質規格について標準値をご紹介いたします。

 

各種クレープ紙の仕様・サイズなどは下記リンクからご確認頂けます。

クレープ紙紹介ページ 

クレープ紙 ミシン紙袋用


製袋用途における最適なクレープ紙選びに、ぜひ弊社製品をご活用ください。

詳細な仕様やサンプルのご希望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

コラムの監修者
営業
清水 克己
◆包装業界一筋20年。お客様のニーズに沿った紙のご提案をさせていただいております。

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