コーヒーの輸送用に使われるクラフト紙袋
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コーヒーの輸送用に使われるクラフト紙袋
日本で消費されているコーヒー豆のほとんどは輸入されておりますが、多くの場合、麻袋(通称:ドンゴロス)に入った状態で日本に届けられております。コーヒー専門店やカフェなどでインテリアとして飾られていることもあるので、ご存じなかたも多いかと思います。
昔からコーヒー豆の輸送には麻袋が使われており1袋約60~70kgといった重量で充填されています。最近では、麻袋に厚めのポリエチレン内袋を使ったグレインプロと言われる包装方法が増えてきています。コーヒー豆の品質に影響する酸素、水分、紫外線などから劣化を防ぐ目的で使用されています。もともとは穀物用の袋だったものをコーヒー豆の輸送でも使用されるようになりました。また、グレードの高いスペシャリティコーヒーはバキュームパック(真空包装)したうえでダンボール梱包する方法などが取られることがあります。
日本へ輸入されてきたコーヒー豆は、当社でも製造しているクラフト紙袋に再包装され国内輸送されることがあります。クラフト紙袋の仕様は生豆、焙煎した豆、それを挽いた粉といった形状やコーヒーの品質に影響を与える酸素、水分、紫外線、コーヒーから発生するガスや油分、また使用用途・コストとの兼ね合いなど色々な要素を考慮して決定されています。
コーヒーの輸送用として使用されるクラフト紙袋の構成としては、以下のようなものが流通しています。
・クラフト紙のみのもの
・複数層のクラフト紙の間層にポリエチレンフィルムを使用したもの
・ポリエチレンをラミネートしたクラフト紙を使用したもの
・最内層にポリエチレン内袋を装着したもの
生豆であれば乾燥を防ぐためポリ内袋を使用する。焙煎したものであればコーヒーから発生するガスを排出し袋の膨らみを抑制する事や油分の染み出しを防ぐ構造とする。保存期間が長いものであれば品質の劣化軽減を考慮したもの。といったような使い分けがされています。
業務用のコーヒー袋の使用用途としては、飲料メーカーへの原料輸送やドリップパックやインスタントコーヒーなど各種小売商品の原料輸送、カフェ・喫茶店への配送などがありますが、国内流通で使われるクラフト袋の内容重量は5kg~25kg程が一般的となります。
コーヒーの小売販売に使われる包材は、業務用に比べて、高い品質保持や発生するガスへの対応が必要となり、それらの機能が付しているのがコーヒー用のパッケージの特徴です。
コーヒーのパッケージとしてよく使用されているのが、ポリエチレンやアルミ等、複数のフィルムを重ね合わせたような袋です。保香性を保つレベルや保存期間などを考慮して材質が選定されます。デザイン性を高めるためクラフト紙を表に貼わせるといったことも可能です。また、コーヒーのパッケージ特有なものにガス抜きの機能が付いているものがあり、脱気バルブや不織布を用いた脱気孔を備えたコーヒー専用袋が広く使用されています。
当社では幅広い仕様、サイズでコーヒー輸送用のクラフト袋を製造することが可能です。小売り用のコーヒーパッケージについても、協力工場にて製造されたものを取扱っております。コーヒーに関わる包材をご検討の際は是非当社へお問い合わせください。