酒米の紙袋 胴割れ発生を抑える舟底ひも付き防湿タイプ | クラフト紙袋・米袋・工業用原料袋の製造なら山口包装工業株式会社

酒米の紙袋 胴割れ発生を抑える舟底ひも付き防湿タイプ

酒米の紙袋 胴割れ発生を抑える舟底ひも付き防湿タイプ

酒米のクラフト米袋


和食がユネスコの無形文化遺産に登録されて以来、日本料理の認知度が世界的に高まりました。それに伴い、日本酒の認知度も同様に高まり、現在では多くの国で日本酒専門店や和食レストランが増え、現地での人気も高まっています。

おいしい日本酒を作るためには、高品質な原料の選定から、精米歩合や発酵、麹の品質管理、衛生環境の維持、熟成プロセスの管理まで、すべての工程が重要です。これらの工程は互いに影響を与えるため、いずれも疎かにできないと思います。

また、日本酒の品質管理において、胴割れの防止は非常に重要な課題です。胴割れは、精米後の酒米が洗米や浸漬工程で損傷する現象で、これが起こると日本酒の品質や味わいに大きな影響を及ぼします。こちらのコラムでは、従来の舟底ひも付き紙袋に比べて、胴割れ発生を抑えることが可能な保湿タイプの紙袋をご紹介致します。

現状、多くの酒造会社では精米後の酒米を舟底ひも付き紙袋に保管していますが、この袋は通気性が良い一方で、保管中に酒米の水分量が変化しやすいという特性があります。この水分変動が胴割れの主な要因の一つとされています。

その要因について、酒米精米機メーカーの新中野工業様が実際に調査された内容がホームページで公開されておりますのでご紹介させてもらいます。→精白米の割れに関する調査結果

今回ご紹介する防湿タイプの袋は、通常の舟底ひも付き紙袋の中間層にポリシートを挟んだ構造になった袋です。(紙と紙の間に挟まれているため、袋の内側・外側からポリシートは見えません)

ポリシート入りの防湿紙袋

クラフト紙の中間層にポリエチレンシートが挟み込まれています


ポリシートをクラフト紙の中間層に挟むことで、防湿機能を高め、保管中の酒米の水分量を安定させます。その結果、胴割れの発生リスクを低減することが期待されます。

ポリシートが挟まれている以外は、舟底ひも付き紙袋と同じため、充填やヒモを結ぶ封かん方法は従来の袋と同じです。また、サイズについても一般的に使用されている30㎏用のものを製造することが可能です。(30㎏サイズ:長さ800×巾490×底マチ100 mm)

こちらの紙袋は、既製品がないため全て別注製造対応となります。約3,000枚からオリジナルの印刷も入れた袋の製造が可能です。ご興味がございましたらお気軽にお声がけください。
コラムの監修者
営業
清水 克己
◆包装業界一筋20年。お客様のニーズに沿った紙のご提案をさせていただいております。

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