各種内袋利用にも適した機能性フィルム袋

クラフト袋に使用するクラフト紙は高い強度とコスト面から広く包装の分野で使用されています。その反面、酸素バリア性や防湿性はなくクラフト紙とフィルム素材とを組み合わせることにより、そのような機能を補ってご使用いただいている事例が多々あります。

当社では内袋としてフィルム製の袋を装着したクラフト袋はもちろん、お得意先様で内袋として使用いただく包材を別途ご提供させていただくことも多くあります。

一口でフィルム袋と言っても様々な素材や構成、仕様のものがありますので、ここでは山口包装工業がご提供できる各種フィルム袋をご案内いたします。

◆PE袋（ポリエチレン袋）

ポリエチレン樹脂をインフレーション成形と呼ばれる方法で製作する袋となり、様々な分野で汎用的に使用されています。
衝撃強度が比較的高くヒートシールがしやすいLLDPE袋(リニヤー低密度ポリエチレン）やLLDPEに比べ腰が強く、引張強度が高いHDPE袋（高密度ポリエチレン）が一般的に使用されています。

100mm未満の狭幅から2,000mmを超える広幅まで許容サイズが広く用途に合わせて製作できます。
形状は平袋ボトムシールやサイドシール、ガゼットを設け角底状にするとフレコンや一斗缶、
ケースなどの容器の内袋として使いやすくなります。
クラフト紙袋の内袋としても最も多くご使用いただいている素材の袋となります。

当社では一部在庫品がございますが、基本的には別注対応となります。
規格により最少製造ロットは異なりますので、ご要望の際はお問い合わせください。

ご提供例
・LLDPE袋(ボトムシール)　0.05×500×950mm　2,000枚ロット
・黒着色LLDPE袋(ボトムシール)　0.08×650×1250mm　3,000枚ロット
・LLDPE袋(ボトムシール)　0.1×2200×2200mm　50枚ロット

内袋用PE袋

◆多層共押出袋（ナイロンポリ袋等）

ポリエチレン樹脂とナイロン樹脂など別素材を同時にインフレーション成形行い製作する袋です。
複数素材で多層化することによりポリエチレンの単一素材にはないバリア性や防湿性、
ボイル適性、高強度などの機能を付加することができます。
ポリエチレンとナイロンの複数素材が最も多くご使用いただいていますが、
バリア性を高める必要がある時など、EVOH(エチレ–ビニルアルコール共重合体)などの素材をする事もできます。
素材の構成にもよりますが100mmから900mm幅に対応しています。
形状は平袋ボトムシールや３方シールが対応できます。こちらもガゼットを設け角底状にすると
一斗缶やドラム缶、ケースなどの容器の内袋として使いやすくなります。
規格袋もありますので、ケース単位の少ロット出荷も承っております。

ご提供例
・ナイロンポリ袋　0.06×500×1000mm　3,000枚ロット
・ナイロンポリ袋　0.06×600×1100mm　3,000枚ロット
・ナイロンポリ袋(５層)　0.07×400×500mm　500枚ロット

ナイロンポリ袋

◆ラミネート袋
複数の素材をラミネート(貼り合わせ)したフィルムを使用して製作する袋です。
素材としてポリエチレン、ナイロン、ポリプロピレン、ペット、アルミ箔など
多くの選択肢があり、また袋にする加工も３方シール、センターシール、ガゼット形状、
底マチ付きのスタンドタイプ、チャック付き、注ぎ口付きなど多種多様です。
小売販売用のパッケージや小分けすることに使われることが主で、比較的サイズが小さい袋が多くなりますが、
平袋であれば当社が製造している紙袋の内袋としても使える大型サイズの袋も製作できます。
規格品が豊富な点が特徴で3,000種類以上のサイズ、タイプのラミネート袋をケース単位でのご提供可能です。

ご提供例
・ラミ(ナイロン)袋　0.085×400×600mm　400枚ロット
・チャック付きラミスタンド袋　0.095×150×210+32(底ﾏﾁ40)　1,600枚ロット
・アルミ蒸着３方袋　0.072×250×300mm　6,000枚ロット

山口包装工業では多数のフィルム袋のメーカー様と直接お取り引きを頂いており、
そのネットワークを駆使してユーザー様の最適なフィルム包材をご提供しております。
クラフト袋同様フィルム袋をご要望の際にも当社にお声がけいただけますと幸いです。